選考で人事は学生の素が見たいと言うけれど・・・

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今回は、選考面接時の課題をご紹介したいと思います。

面接における採用担当者様の使命は、学生の個性や特徴を的確に判断し、優秀な学生、自社にマッチする学生を繋ぎ止める事です。判断するためには、約1時間の限られた面接時間の中で、各学生から「本音」を引き出し、多くの検討材料を入手しなけらばなりません。

しかし、昨今の学生は、就職課やキャリアセンター等でしっかり面接対策をしていますから、「自己紹介をお願いします」や「あなたの強みは何ですか?」といった定型質問では、暗記状態で回答されてしまうでしょう。

以前私のお客様がこんな事を仰っていました。

学生さんに質問をすると決まって、「あっ、今の間違えました」や「え~途中忘れちゃったんですけど」と言う言葉で出てくるんだそうです。これこそが学生が回答を暗記している証拠で、通常会話中に、「間違えた」や「忘れた」と言ったつなぎ言葉は出てきません。

とは言え、片や学生さんに目を向けると彼らは彼らでかわいそうな一面があるのも否めません。

昨今で言えば、これこそが「ゆとり教育」であり、幼少期から個性を伸ばすという建前こそあれど、実際は協調性と称した画一的な教育をしている現状があります。

幼稚園から同じ制服、同じ持ち物を持ち、授業では同じ回答が求められ、給食でも全員で同じ物を同量に配分される環境で育ちます。そして「就活」を迎え、一同に黒のリクルートスーツを身に纏って面接に挑みますが、ここで初めて「あなたの個性は?」と聞かれる訳ですから、学生さんに同情せずにはいられません。

「はみ出す事は悪い事」という環境下で教育され、学校や塾でも違った考えや回答を述べようものならたちまち回答権は次の生徒に移り、惨めな思いをして育ってき世代であることを我々は理解する必要があり、こちらから『素』や『個性』が出やすい面接環境を作ってあげる必要があると考えます。

ですから私は、「2次面接以降は『私服』で面接に来て貰いましょう!その方が『素』が見れますよ!」と人事担当者に提案するのですが、NGになる会社様が多いです。それは、2次選考以降は会社役員様が実施される事が多くなることから「上司の目」や「体裁」が気になり、私服にできないと言うのです。

私どものお客様は小規模企業様ばかりですので、自由度が高いはずなんですが、社内的な体裁以外にも他のお客様や取引業者の出入りを鑑みるとNGとせざるを得ないそうです。

・・・それでも私は負けじと、「では、最終面接は口説きも意識してホテルのラウンジで!」と提案したりしますが、これも「いや~社長は忙しいし、その手の場所は苦手だと思います・・・」と言われます。確かにここまでやって内定辞退となると社長様のお立場もあり、別の問題(社長様のプライドや社員からの目)が発生してしまいますね(笑)

新卒採用で学生を見極めるのは難しいと言われ、社会や企業自身が難しくしている背景こそあれど、出来る範囲内でその解決策を提案させて頂くことが、弊社の存在意義であり価値と肝に銘じ、この現状を打開すべく、負けじと折衷案を考え提案させていただきます!


株式会社採用設計