売手市場にて各社母集団形成に苦戦、学生エントリー数が激減!

就職サイトの掲載を軸に採用活動を行っている企業様にとって、確保べきエントリー数の激減は死活問題です。エントリーを稼くとは「母集団を形成する」ということを意味し、十分な母集団形成ができなければ、その後の会社説明会が思うように開催できず、「予定していた数の学生と会えない」といった状態に陥ります。

ちなみに、一般論になりますが、1名の学生を採用するのに必要なエントリー数は、「100名」と言われています。

■ エントリー  100名
■ 説明会予約  30名
■ 説明会参加  20名
■ 1次選考通過  10名
■ 2次選考通過   5名
■ 最終選考通過  2名
■ 内定承諾    1名


業界の人気度、企業規模、募集職種・・・これらで差異が生じますが、概ねこのような人数フローが一般的です。


では、続いて、この数年減少傾向にある学生の「エントリー社数」「エントリーシート提出社数」「説明会参加社数」について、興味深い資料があるのでそちらをご紹介したいと思います。※「レジェンダ・コーポレーション 2018年度新卒学生実態調査資料」より引用


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2014年と直近の2018年を比較しますと、赤色部分の「エントリー社数」が極端に減少しているのが分かります。青色の「エントリーシート提出社数」、緑色の「説明会参加社数」はそれぞれ大きな変化がないにも関わらずです。就活生は、就職サイトを閲覧し、興味のある企業に対してエントリーを行いますが、この行為が減少しているということです。

要は、保険を掛けずに意中の企業しかエントリーしないということです。逆に「買手市場」の時は、多少興味がわけばエントリーしていたということになります。当時は「一人あたり100社のエントリー」と言われた時代もあったほどです。

尚、「グラフの青色、緑色が減少してないんだから問題ないでしょ(説明会参加社数は変わらないんだから)」とお思いの方もおられるかと思いますが、確かに大手企業は問題無いんです。問題があるのは、中小・ベンチャー企業なのです。なぜなら、俗に言う「採用弱者(社)」となる中小・ベンチャー企業は、このエントリー学生に対して、あの手、この手を使って会社説明会に誘導、動員しているからです。

ですから中小・ベンチャー企業は、母集団が少ないと手も足もでなくなります(母集団がないと言うことはアクション対象がいないということです)。ある企業は、電話をかけ、ある企業はメールを送り、ある企業は手紙を送り・・・苦労して会社説明会に呼んでいるのです。大手企業は何もしなくても学生から積極的に説明会に参加してくれますし、むしろ説明会人数(会場のキャパシティー)が決まっているので、収容できいない(説明会に予約できない)学生もいるほどです。

では、このように母集団が形成し難い時代に対して、中小・ベンチャー企業はどのように対処してすれば良いのでしょうか?私は現状では2社択一だと考えています。


1,就職サイトのオプション機能を追加購入する
  
具体的には、企業検索時に優先的に上位表示される「優先表示」機能、もしくは、自社の告知文を強制的に学生に届けてくれる「WebDM(スカウトDM)」です。前者は、1ヶ月の利用で約60万円。後者は、届ける形態にもよりますがおおよそ30~60万円となります。

続いて、2番目の方法です。


2,就職サイト以外の採用手法を導入する

具体的には、「イベント」に参加するか、「新卒紹介」を利用するかになります。尚、イベントにも2種あり、昔からある「企業合同説明会」と昨今注目されている「スカウト型のマッチングイベント」で、それぞれ出展費用は、50~100万円と30~60万円となります。


尚、どちらがお勧めかと言いますと、採用人数が多く、一度に多くの学生を対応したい企業様なら、前者の「就職サイトのオプション購入」、逆に、人事担当者様が人前で話すのが得意で合ったり、少数採用で人物重視の採用をする企業様であれば後者の「就職サイト以外の採用手法(スカウト型マッチングイベントの参加)」の検討となります。

また、忘れてならないのが、「就職サイトからのエントリーは約8割が3月」と言われていることです。よって、オプションを使うタイミングは3月でないとその効力が発揮されません。逆にイベントは、ゴールデンウィーク後~7月まで開催されている物が多いので、採用シーズン途中からの検討であれば、無条件でイベントとなります。

如何でしたでしょうか?貴社の採用成功の一助となれば幸いです。


株式会社採用設計